ミクロマン以外のおもちゃ

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ホイホイさん
(「一撃殺虫!! ホイホイさん LEGACY」より )
コトブキヤ   定価 3000円



次々と野心的なラインナップでプラモデルを発売するコトブキヤより、なんとホイホイさんのプラキットが発売されました。
コトブキヤが、ホイホイさんを、しかもプラキットでという第一報を聞いた時は激しい驚きと衝撃を受け、しばしの放心状態の後に小躍りして喜んだものです。(笑)

ホイホイさんと言えば、前に月刊電撃大王やフィギュアマニアックスの誌上通販で、アクションフィギュアが受注生産された事がありました。
浅井真紀さん原型によるその玩具は非常に素晴らしい物だったのですが、アンテナの低かった私はそれを見事にスルー。
後でその素晴らしさに気が付いた時には既に遅く、ネットオークションで定価の5倍近くの値段で取引されており、入手を断念せざるを得なかったという個人的ないきさつがあります。
おそらく同様の課程で、このホイホイさんのプラキットの発売日を待ち望んでいた人は多かったのでしょう。
発売されるやいなやネットや店頭でも数日で完売し、ネットの画像掲示板やアップローダーにも作例が次々にアップされました。

分かります、とにかく作っている間、すごく楽しいのです。(笑)
パーツも多くないので、ただ組むだけなら2時間程度で完成させられます。
瞳パーツなどは塗装済みで、ランナーも色毎に分けられているカラーキットなので、塗装せずに組み立てるだけでも可愛いホイホイさんが完成します。
今回アップした物は少しだけ手を加えていますが、非常に簡単な作業で見栄えが大幅に良くなります。
プラキットなので改造が容易という点や、塗装に対応するため一部のパーツ以外はシンナー溶剤で割れやすいABSではなくスチロール樹脂(いわゆるプラスティック)を使用している点、そしてデカールが付属しているという点などから、改造・塗装派のユーザーにもきちんと対応している所も非常に良いですね。

強いて問題を挙げるとすれば、ボールジョイントがきつくてパーツを破損してしまう事例が多発している事。
しかし、これは事前にすりあわせをしておけば大丈夫です。
また、パーツの合いがそこそこという点も挙げておきましょう。
決して合いが悪いという訳ではありませんが、そこそこという感じ。
しかしそもそもメーカーの規模から考えて、バンダイのガンプラのようなドンピシャな合いを期待してはいけないのだと思います。

結論としては、個人的には大満足と言えます。
浅井版に勝るとも劣らないホイホイさんを安価で手に出来たのは、とてつもない喜びでした。
ここ10日ほど作るのに夢中、遊ぶのに夢中、このレビューを書くのに夢中という、まさにホイホイさんに夢中の状態でした。(笑)

最後にちょっと情報を。
現在はどこにも在庫が無いようですが、11月中旬には早くも再販が決定しているので、今プレミア価格で買うのは避けた方が良いです。






「パッケージ」
ボックスアートは原作者の田中久仁彦さんの手により、このキットのために新たに書き下ろされた物。
このボックスアートも含め、パッケージのデザインが実に秀逸である。
ポップな色づかいが可愛らしく、店頭でも思わず手に取ってみようと思わせる。
下段左は、ボックスアートを正面から見た所。
ライバルであるコンバットさんが、こっそり様子をうかがっているのが面白い。
下段右は、雑誌ホビージャパンとパッケージとの大きさ比較。
完成後は小さいが、パッケージは割合と大きな事が分かる。






「組み立て説明図」
表紙も含めてカラーページもあり、機体解説やカラーレシピも収録されている。
一番左、表紙はボックスアートではなく、完成品を使用したジオラマ写真になっているのが凝っている点。
右端に写っている黒い影は、もしかしてG?(笑)
一番右、パーツリストから、それほどパーツは多くないという事が分かると思う。






「足首の注意点」
組み立て説明図の話が出たので、ここで私が実際に作ってみて感じた注意点を挙げてみたい。
まず足首だが、F8のパーツを前後の位置に気を付けながら、奥までしっかりと差し込む事。
これはE1を奥まで差し込むためで、これをしないとつま先部分との接続が保持しづらくなる。
(しっかりと差し込んでも、結構保持が難しいという印象があるが)
F8を奥まで差し込むには、この足首と脚を接続してからグイグイやると良い。
(足首と脚を接続するのは、組み立て説明図では後の工程になっている)
ところで、説明文の文字が手書き風なのも面白い点だと思った。






「胴体の注意点」
B5+B6が首のボールジョイントだが、そのままでは非常にきつい。
ヤスリで様子を見ながら削るのが得策。
(くれぐれも削りすぎないように注意)
その際、3Mのスポンジヤスリ等を使用すると、作業が非常に楽である。
F7も肩と腰のボールジョイントだが、この腰の方が非常にきつく、そのまま組んでパーツを折る人が続出している。
(私も折った)
ここをヤスリで調整するのは、必須の工作と言える。
肩の方のボールジョイントは、丁度良い渋さだった。






「横髪の注意点」
組み立て説明図ではボールジョイントパーツが接着推奨となっているが、ここの接着は必須事項。
ここを接着しておかないと、遊んでいる最中にポロリが多発する事になる。
普通のプラモデル用接着剤を使用出来る。






「前髪の注意点」
一度仮組みをしてそれぞれの位置関係を把握した後、A15にA1(アホ毛)以外の3つのパーツを接着する。
組み立て説明図には書かれていないが、ここは接着が必須事項。
ここを接着しておかないと、遊んでいる最中にポロリが多発して非常にストレスが溜まる事になる。
A1(アホ毛)はボールジョイントで可動するので、くれぐれも接着しないように。






「パーツ一覧」
これがパーツの全て。
細かく分割されている部分はあるが、総パーツ数としてはかなり少ない。






「マスクパーツ」
ランナー状態で既にまつげなどが印刷されている。
これは素組み派にはありがたい。






「エプロン」
エプロンの文字も、ランナー状態で既に印刷されている。






「アホ毛」
パーツが細いので、破損を考慮してアホ毛は同じ物が2つ付属。
こういうユーザーライクな配慮は、非常に素晴らしい。






「デカール」
マスクやエプロンの印刷部はデカールも用意されているので、塗装派の人も安心。






「ホイホイさん、全身を色々な角度から」
という訳で、完成したホイホイさんを色々な角度から見てみた。
各パーツの大きさのバランスが絶妙で、実に可愛らしい。
ちなみに今回紹介した完成品は、ゲート跡を綺麗に処理し、髪の毛にスミイレをした後、つや消しのスプレーを吹いただけの物。
それぞれ簡単な割には非常に効果が高いので、オススメの工程である。






「頭部アップ」
原作の雰囲気を、上手く捉えていると思う。
この写真も含め、今回紹介している画像は、マスク部にちょっとした加工をしたものである。
(後に詳しく紹介している)






「頭部を上から」
前髪や横髪、後頭部のカチューシャの位置関係が分かると思う。






「スカートの中」
左の写真が、キット本来の状態。
右の写真は、コピー用紙で原作にもあるペチコートを再現した状態。
このペチコートは、画像掲示板ふたば模型裏にて、有志がアップしてくれたデータを印刷した物である。
簡単な作りなのにその効果は絶大で、これはもう大・大・大感謝です♪






「頭部のパーツ構成」
他の部位に比べ、頭部を構成するパーツは多めとなっている。






「顔パーツ」
顔は、マスク部とその下の瞳部分とに分かれている。
瞳部分は3つあり、それぞれ視線の方向が違っている。
この瞳パーツにマスク部を被せる事で、視線の変更を再現している。






「マスク部の加工」
左の写真、マスクパーツの裏に、両面テープで薄いスポンジを貼ってみた。
無加工の状態では、真ん中の写真のように白目の部分が大きく、かなりキョトンとした目になっている。
右の写真が、スポンジを貼ったマスクパーツを装着した状態。
白目の大きさが改善され、俄然可愛らしさがアップしている。
非常に簡単な加工だが、その効果は絶大なのでオススメしたい。
この方法も、画像掲示板ふたば模型裏にて、有志に教えて貰ったアイデア。
これもまた、大・大・大感謝です♪






「視線の変更」
上記のように、瞳部分を入れ替える事で視線の変更を再現している。
ちなみに、視線が正面以外の瞳パーツを使用する時には、マスク部のスポンジは取り外している。
(その方が自然に見えるため)






「後頭部のパーツ構成」
後頭部、後ろ髪、横髪で構成。
後ろ髪はダブルボールジョイント、横髪はボールジョイントで接続されている。
後ろ髪を下から見ると、パーツの合いが今一つで隙間が結構目立つのが残念な点。






「前髪」
前述のように、前髪はアホ毛以外は接着するのが吉。
ちなみに髪の毛は、後ろ髪や横髪も含め、リアルタッチマーカーのピンクでスミイレし、ぼかしペンで輪郭を処理している。
まさにこのキットの為のような絶妙な色で、作業も簡単な割に格段に見栄えが良くなるので、ぜひともオススメしたい作業。






「アンテナユニット」
後頭部に接続するカチューシャ状のアンテナユニットは、取り外し可能。
アンテナ基部はボールジョイントで、自在に可動する。
後頭部との接続端子は実在のピンジャックと同サイズなので、工夫すれば実物を流用する事も出来る。
今回製作した物は、この端子をMr.メタルカラーのゴールドで塗ったが、やはり抜き差ししていると塗装が剥がれてくる。






「頭部を外して」
首のボールジョイント受けの形状が分かる。
また背中のUSB端子カバーも、頭部を外さないと後ろ髪が長いのでよく見えない。
USB端子カバーはオレンジで塗装した。
ここはしっかりとはめ込んでしまうと取り外しに苦労するので、接続部をヤスリで適当に調節しておく事をオススメする。






「部位毎にバラして」
組み立て後もこのようにバラす事が可能なので、つや消しを吹く場合は一度組み立てた後でも大丈夫。






「胴体」
前述したが、首のボールジョイントがきついので、あらかじめヤスリで調節しておいた方がよい。
また調節後につや消しを吹くと、その分またジョイントが渋くなるので要注意。






「腕」
肩はボールジョイントと軸可動の組み合わせ。
ヒジの上に横ロール軸。
ヒジは軸可動。
拳はボールジョイント接続。
拳は握り手と武器持ち手が、それぞれ左右とも付属する。
武器持ち手は指の部分を分割して武器を持たせるようになっているので、接着しないように注意。
平手や指差し手なども欲しい所だが、今後の各種オプション販売に期待したい。






「下半身」
腰に真鍮線が見えているが、これは私が腰のボールジョイントを折ってしまったために補強したから。(涙)
くれぐれも事前にヤスリで渋みを調節しておく事をオススメする。
股関節はボールジョイント。
パンツと脚の接続部は横ロール軸。
ヒザは軸可動。
足首は、上が横ロール軸、下が上下軸と左右回転の組み合わせ。
このスリッパ部分の接続軸が短くて、遊んでいると非常に取れやすいのが難点。
一番右の写真、それぞれの可動を合わせると、下半身の可動範囲はなかなか優秀。






「スカートとエプロンを外して」
右の二枚の写真、この姿もなかなか可愛いと思う。






「アクションポーズ」
スカートで脚の可動が制限されるが、それでもそこそこの可動。
視線の変更と合わせると、可愛いポーズや格好いいポーズが結構取れる。
問題は髪が重いので、重心が後ろに行きがちという点。
今回はつま先におもりを入れたが、スペースの関係で入れられる量が少なく、あまり効果を実感出来なかった。
下段右から二枚目は、降着ポーズではなくお座りのポーズ。
このようにヒザ立ちさせる事も可能。
下段一番右は、脚を投げ出したお座りポーズ。
1/1スケールなので、このようにテープに座らせても違和感が無い。






「ハンドガン」
ハンドガンが一丁付属。
グレー一色の成形色なので、塗装の必要がある。
上部のマガジンは取り外しが可能。






「十六夜」
日本刀タイプの格闘戦用武器、十六夜が付属。
グレー一色の成形色なので、塗装の必要がある。
武器持ち手による保持は、かなりゆるい。






「ほうき」
獲物の残骸を片付けるためのほうきも付属。
これはかなり嬉しい。(笑)
グレー一色の成形色なので、塗装の必要がある。






「十六夜とハンドガンを持たせて」
武器持ち手は左右付属するので、このように両手に武器を装備させる事も可能。
また複数購入すれば、二丁拳銃や二刀流も可能となる。






「市販のスタンドを使用して」
背中のUSB端子のカバーを外し、中に2.9mmの穴を開けてみた。
穴がセンターから外れているけど、キニシナイ!(笑)
スタンドは、魂ステージ ACT3 アクションサポートクリアタイプを使用。
下段左のような躍動感のあるポージングが可能になる。
また下段右二枚のように、重心のバランスを気にしなくて良いので、接地させたポージングでも威力を発揮する。






「市販のミニチュア武器を持たせて」
武(もののふ)壱弾の赤漆拵えを使用。
刀身が金属製なので、見栄えが非常に良い。
ホイホイさんには少し大きいが、それが逆に凶悪な感じを演出していて良い。(笑)






「アッセンブルボーグの武器を使用して」
左はバロンのスペシャルアッセンブルパーツを拳に接続した例。
接続はゆるゆるで、ただ差しているだけという感じ。
右はサイバーのスペシャルアッセンブルパーツを組み合わせて持たせた例。
どちらもかなり凶悪なイメージになって、なかなか良い感じ。(笑)






「ミニ丈メイド服を着せて」
アゾン1/12デスクトップコスチュームシリーズのミニ丈メイド服(1600円)を着せてみた。
メイド服なので、ある意味リアルホイホイさんとも言える。(笑)
背中のUSB端子がかなり邪魔なので、着せ替えるならその部分を削ったボディを別に用意しておくと良いと思う。
また、肩はエプロンのモールドが邪魔だったので、肌色の部分からを分離して服の袖に差しているだけ。(笑)
ここも着せ替え用に、エプロンの袖を付けない腕パーツを別に用意しておくと良いと思った。
ミニ丈メイド服については、こちらも参考にしてほしい。






「ミニ丈巫女服を着せて」
アゾン1/12デスクトップコスチュームシリーズのミニ丈巫女服(2000円)を着せてみた。
どことなく、不二家のペコちゃん風である。
これはこれでなかなか可愛い。
が、撮影後に胸元が左前になっている事に気付いた。(涙)
ミニ丈巫女服については、こちらも参考にしてほしい。






「アリス服を着せて」
アゾン1/12デスクトップコスチュームシリーズのアリス服・水色(1800円)を着せてみた。
2009年10月3日と4日に幕張メッセで行われる電フェスで、「カラフルホイホイさんアリスVer.」が発売されるが、
これはさしずめその布服版といった趣がある。
これも肩パーツは外して、肌色の部分からを分離して服の袖に差しているだけ。






「ハロウィン服を着せて」
ピンキーストリート用のハロウィン・パーティー・黒(1200円)を着せてみた。
写真のように、ピンキーストリート用の衣装は無改造でピッタリとジャストフィットする。
か、かわいい・・・・。(汗)






「ドレスワンピを着せて」
ピンキーストリート用のドレスワンピ・青(800円)を着せてみた。
ワンピースとヘッドドレス(頭部のリボン)付きの商品なので、お得感がある。
それにしても、まさかプラキットのホイホイさんでこんなに着せ替えが楽しめるとは思わなかった。
原作の主人公である油壺の気持ちが、なんだかよく分かってきたような・・・・(笑)






「ケロケロ・ケープを着せて」
ピンキーストリート用のケロケロ・ケープ(1200円)を着せてみた。
頭が大きくて、すっぽりと被れないのがちょっと残念。
しかしこれまた、可愛い。
これらの衣装は武装神姫のために買った物だったのだが、ホイホイさんにも流用出来るとは嬉しい驚きだった。






「1/1スケール仲間と」
他の1/1スケール(実物大)のフィギュアたちと、大きさを比較してみた。
ミクロマンの相手には大きく、武装神姫の相手には小さいという印象だが、みんな実物大なので特に問題なし。(笑)





「ミクロレディと絡めて」
エリス 「あら、新しいお掃除ロボット?」
マァル 「ゴキちゃんをガンガンやっつけちゃうんだって」
ハンネ 「まさにスイーパーだね(ゾクッ)・・・・」






「武装神姫と絡めて」
まお 「じゃじゃーん、これがまおのあたらしいぷちましぃーんずなのだ!」
ポモック 「やったー、カッコイイー!!」






「ミクロマンと絡めて その1」
ホイホイさん 「ここにもいるぅ〜」
アラン 「うわぁーっ、来たぁーっ!」
スコール 「ま、待ってくれぇーアラン・・・・(フラフラ)」






「ミクロマンと絡めて その2」
ホイホイさん 「いっくぞぉ〜!」
アラン 「ま、待て、話せば分かる・・・・な?な?」
スコール 「むぎゅー・・・・」






「ミクロマンと絡めて その3」
ホイホイさん 「おっ片付けぇ〜おっ片付け〜♪」
アラン 「むぎゅー・・・・」
スコール 「・・・・・・・・」






「ミクロマンと絡めて その4」
ホイホイさん 「今日もたくさんやっつけちゃった、ホヒヒッ♪」
アラン 「・・・・・・・・」
スコール 「・・・・・・・・」






「実景と合わせて」
1/1スケールという事で、合成無しで実景と合わせてみた。
生活感のある景色にマッチするフィギュアというのも、そうは無いと思う。
そういう意味で、ホイホイさんは非常に遊び甲斐のあるアイテムではないだろうか。
ぜひ色々な場所に置いて、ホイホイさんの活躍を想像してみて欲しい。
ていうか害虫駆除マシンなので、あまり活躍している姿を想像したくないですが。(笑)







まとめ

元々キットとして高いポテンシャルを秘めているので、
ちょっと手を加えるだけで誰でも素晴らしいホイホイさんを手に出来るのは、非常に嬉しいですね。

「ゲート跡の処理」
「首と腰のボールジョイントの調節」
「髪の毛のスミイレ」
「一部の髪の毛パーツの接着」
「つや消し吹き」

実に簡単ながら、この作業だけで見栄えがグンと良くなるのでオススメです。
組み立ても難しくないので、普段プラモデルを作らないような層(女性やフィギュアユーザー)でも大丈夫。
さらに価格が安いので、カラーバリエーションや改造用に複数購入するのも良いでしょう。
大満足の逸品でした。






おまけ
「深夜のホイホイさん」
上の画像を加工して、深夜のホイホイさんの姿を作ってみた。
人が寝静まった深夜こそ、ホイホイさんの真の活動時間である。
今夜も獲物を求め、彼女の瞳が赤く輝く。(怖)







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